ちゃぼちゃん幼稚園最後のお遊戯会
年長のちゃぼちゃん、当たり前ですが今年で最後のお遊戯会となります。
どこの園でもきっと年長児は一番出番が多いですよね。
ちゃぼちゃんが通う園は年長になると先生のピアノ伴奏で劇を披露してくれます。
劇の他には合奏もします。
最後の学年合同合唱では、センターに年長児が揃って並び、
『立派になった姿』を披露するような形です。
お遊戯会を楽しみにしていたはずが…
どうも自分の気持ちをしまい込む傾向があるちゃぼちゃん。
あんなにやる気に満ちていたのに、いざ役を決めるとなったら全く違った役になっていました。
しかもテンションも低め。
本当にやりたいから、その役なの?
そう聞いても「そうだ」としか言いませんでした。
しかし、しばらくしたら急に別の役に変更になった!と知らせてくれました。
前よりはいきいきと伝えてくれたので、
ちょっとホッとしたのですが…。
よくよく話を聞いてみると、
- ブキリをやりたい子が多くて、誰かが移動しないといけなくなったので自分が移動をしてあげた
- 悪い魔法使いの衣装がダサかったため、別の役に変更したくて飛ぶサルを希望した
- かっこいい羽根が付いた衣装の飛ぶサルも人気で、やはり移動しなくてはいけないため自分が移動してあげた
- どういうわけか人気がなかったライオンに落ち着いた
という経緯があったらしいです。
くじ引きやじゃんけんではなくて、話し合いだったのかな?
「あの子はわがままで、絶対に移動しないと思って」
とか
「その子はあの役をやりたがっていて譲らなかったから」
と、
ちゃぼちゃんは他の子の気持ちや意見を優先して、自分が役を変わることで難航した劇の配役にピリオドを打ったみたいです。
まぁ、先生に確認していないので真相はわからないですけどね。
もしこれが本当だったら、ちゃぼちゃんはとっても優しくて立派だったとは思うけれど。
自分の気持ちは?
それでよかったの?
本心をなかなか語らないので、これ以上は聞き出そうとしてもわからずじまいでした。
合奏の楽器決めも、希望していた大太鼓は人気で。
こちらはくじ引きで決めることになったそうです。
だけどちゃぼちゃん、あみだくじに参加しなかったと言いました。
「だってね、じゃんけんならいいんだけど、あみだくじはどこに当たりがあるかわからないから…」
いや、あみだくじってそういうものだから!そこは参加しておいても良かったのでは?!
誰もまだ希望していなかったウッドブロックが狙い目立ったんだよ!
と、力説するちゃぼちゃん。
えー…。
どうやら防衛策らしい
うちのちゃぼちゃん、傷つく前に手を打ちたいタイプみたいです。
がっかりしたくない、失敗したくない。
危険な橋を渡るくらいなら
はじめから安全と分かっている道を選びたい。
それはとても賢いようにも思えます。
思えますが、でも、まだ五歳ですよ。
人生始まったばかりなのに、そんな自己防衛ばかりでどうするんだ…。
あこがれのマドンナに当たって砕けたりしないんだろうなぁ。
受かる可能性が八割以上じゃなかったら、別の学校を受験するんだろうなぁ。
今は博士になりたいと言っているけれど、きっと手が届く職業を早々に決めて、確実な道を選ぶんだろうなぁ。
おー、このままでいいのだろうか、うちのちゃぼちゃん!!
でもね、これってちょっと自分の姿と重なります。
私は就職するまで挫折知らずでした。
それは、自分の身の丈を自分で決めていたからじゃないかな、と三十過ぎて気づきました。
一度きりの人生だから、のびのびと生きて行って欲しい。
たかがお遊戯会の役決めですが、
自分の子どものお人よしさ、諦め、切り替えている様子、
そういう姿からいろいろと考えてしまった私です。
とはいえ、ライオン役なんて素敵な役ですし、ウッドブロックも私は好きなので楽しみです。
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↑ちなみに、ちゃぼちゃんのやる劇はこちら。
私は上の方の絵本を買いました。
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ちゃぼちゃん(年長5歳男の子)
どさもん(おしゃまな3歳女の子)
ちゃぼパパ
ちゃぼママ
じぃじ
ばぁば
我が家はみんなで6人家族