年中ちゃぼちゃん、新学期が始まりました。
保護者参観で年中児は円形ドッジを見せてくれることになっているので、早速活動に取り入れられているようです。
円形ドッジとは、2面を作らず、
字のごとく円形がコートになります。
その中が内野で、外が外野です。
円の中はみんな味方で、外が鬼役ですね。
ボールを当てられたら外に出て鬼になる。
鬼は、内野の子を当てたら中に戻れる。
作戦らしい物はいらない簡単な集団遊びです。
これ、なかなか当たらない子もいれば、ボールを上手くキャッチしてバンバン当てられる子もいます。
もちろん、当てられたら最後、なかなか戻れない子も。
長くやっていれば、上手く逃げられてボールもキャッチできる子だけが残ります。
でも、きっとそこまでやっていないんじゃないかな。
先生が頃合いを見て、静止しているのではと思っています。
さて、ちゃぼちゃんご存じの通り不器用なのにプライドが高い男。
きっと、やれない、出来ないって逃げ回って当てられて半べそだろうなぁー、と思っていました。
しかし、夜歯の仕上げ磨きをしていたら急に話し出したんです。
「きょうね、ドッジでボクは当てたんだよ」
「あのね、Cくんを当てたと思うんだよ」
「たぶんね、あれはCくんと思うよ。ボクは大きい子を当てられたんだ!!」
ビックリしました。
C君は四月生まれの運動神経抜群の子です。
もしかしたら見間違いかもしれません。
他の大きい子だったかもしれません。
でも、頭一つ分も違うお友だちを当てることが出来たという事。
どんなにかちゃぼちゃんは誇らしかったことでしょう。
私は嬉しくて嬉しくて、涙をこらえながらちゃぼちゃんすごいすごい!本当にすごいよー!と撫でまわしました。
2月生まれのおちびのちゃぼちゃん。
どんなに頑張っても体格差で運動面は特に追い付けません。
早生まれでも大きく育っている子は得です。
心は幼くても、みんなについて走る力がある。
ちゃぼちゃんは心は早生まれらしくなく、色々と物事を深く考えられるタイプです。
男の子で、早生まれで、ここまで心が成長している子は珍しいと思います。
それ故に慎重派で、繊細で、とても面倒な子です。
そのちゃぼちゃんがちゃんとドッジに参加して、当てられても当て返しているというのがとても嬉しい。
しかも、大きな子を当てられた事で自信を持ってくれている!
ちゃぼちゃんに必要なのはその、やればできるんだ!という自信なんです。
今日はその自信を胸一杯にして帰ってきたんだと思うとまた涙が出てしまいます。
集団の中で掴んだ自信を、どうか花開かせてね。
やれば、できる!って、信じていてね。
幼児の今は諦める事よりもどんどん自信過剰になって、てんぐになって、世界中が手と手を取り合って笑顔になれるってぐらいのことを思っていて欲しい。
私がいくらちゃぼちゃんはできるよ、ちゃぼちゃんなら大丈夫って言ってあげてもなかなか芽生えてくれなかった自信の芽です。
子供の自信に満ちている顔が見られるのって、こんなに嬉しいことなんですね。