年中四歳児ちゃぼちゃん、頭を抱えて唸っていました。
園で、縄跳びと鉄棒に取り組むことになったと。
ちゃぼちゃんどちらも苦手。
というか、出来ない。
不器用なので身体の使い方が理解できず、感覚でできてしまう子と比べて、何でも習得するまでに時間がかかる子です。
練習しなきゃやれるようにならないよ!
ということで、近所の公園へ。
鉄棒を教えるポイントは、先ずは恐怖心を無くす。
次に、自信を付ける。
どんなことにも当てはまるポイントですね。
◎親指ロックを覚えましょう◎
まずは、鉄棒の握り方を教えます。
手を開いて鉄棒に当て、しっかりと握る。
「親指、ローック!」
これを元気よく復唱させます。
実際に鉄棒を握らせて、親指ロックを覚えさせます。
出来たら誉めます。素晴らしい親指ロックだ!これさえできれば、もう何でもできる!って。
◎ぶらさがり、10秒◎
次は、親指ロックで鉄棒にぶら下がります。
足はお山座りのように曲げて。
まずはぶらさがって5秒カウント。
できるようになったら、10秒カウント。
自分の体の重さに耐えられなければ、鉄棒は上達しません。
まだ、腕を伸ばした状態でいいです。
逆上がりにステップアップする頃には、腕を曲げて目を鉄棒の上まで持ってこられるようになるといいです。
これも、年中さんは大抵出来ると思います。
力がある証拠だ!素晴らしい!と更に誉めちぎりましょう。
◎ツバメのポーズ◎
いよいよ、鉄棒らしくなって来ました。
ツバメのポーズです。
ジャンプして、鉄棒の上に上半身を乗せます。
腕は伸ばして。
両足はピンと伸ばして、ツバメの尾っぽをイメージします。
腰骨が当たるように指導します。
この時、腕が曲がってお腹を当ててしまう子がいます。
これだと、お腹も痛いし、腕は疲れるし、まえまわりに繋がりません。
腰骨が当たる所が、ポイントになるんです。
鉄棒に当たる場所をよく伝えます。
ここなら、痛くならないと、分かるように教えます。
でも、鉄棒に体を預けるのが怖い子もいます。
大人は向かい側に立って、お腹を鉄棒にくっつけて上体を反らし、子供にお腹の上に乗っかるようにジャンプしておいでと言ってみて下さい。
何とかそれっぽく飛び付けるようになります。
後は、腕を伸ばす、腰骨を当てる。
これを根気よく教えるしか無いです。
◎お布団ポーズ◎
ツバメが一人で出来るようになったら、お布団ポーズです。
お辞儀をするだけなんです。
なのに、これが出来ない子は怖いんです。
でも、お布団ポーズをしないとまえまわりは出来ないんです。
本当です。
だから、怖い気持ちに勝たなきゃダメです。
自分の靴を見るように頭を下げよう!
腰骨が当たってるから、大丈夫。
親指ロックしてるから、大丈夫。
ぶらさがりができるんだから、絶対落ちないよ、大丈夫。
励ますのみです。
無理にやったらだめです。
背中にそっと手をおいてあげるとできる子もいます。
両手を上から包んであげるとできる子もいます。
あれこれ励ましてあげるしかないです。
うちのちゃぼちゃん、まだツバメポーズまでしかできないですが、園で少しだけお布団になれた!と言ってました。
また、お休みの日に特訓してあげようと思っています。