二歳児のどさもん、トトロに夢中です。
メイちゃんに憧れて、トトロごっこをよくします。
まっくろくろすけ出ておいでー!と叫ぶ。
あれー?と言いながらトイレを探す真似。
芽を出させるための踊り(動き?)
まるで、一人芝居です。
いや、一人芝居ではないです。
ちゃぼママも参加しております。
どさもんが、手を合わせて突き出して走ってくる!
捕まえた!と言っている!
そう、あのシーンですよ、
まっくろくろすけを捕まえて、私のところに走ってきたのです。
…。
え?ちゃぼママ、さつきちゃん?
なりきって相手をします。
まっくろ!いなくなっちゃった?と聞くと、
いなくなっちゃった…。と神妙な顔!
女の子に限らず、子供って表現力がとっても高くて、演技の天才ですよね。
いつからこの表現力は失われるのでしょうね。不思議です。
昨日はお布団に入ってからも、トトロごっこをしておりましたよ。
さて、ここからは児童文学の話。
トトロは宮崎駿先生が創った素敵なアニメーション映画ですよね。
完全オリジナルで、あんなに魅力のあるキャラクター達を描ききっています。
アニメなんか見せたくないっていう親御さんでも、きっとスタジオジブリやディズニーは、機会があれば見せると思うのです。
どうですかね?違いますか?
何故、スタジオジブリやディズニーは別格なのか。
それは、愛される児童文学であるからではないでしょうか。
童話、神話がモチーフだったり、原作として使われている作品はやはり信頼性もありますし、子供から大人まで楽しめる作品になっています。
とりわけ児童文学というジャンルは、必ず主人公が物語の終わりに成長するように描かれていて、裏切らないのです。
もちろん例外もありますが、私が知る限りでは絶望的な結末と言うものを見たことがないです。
宮崎駿先生は、この、児童文学とはこうあるべきだっ、という芯がしっかりされているように思います。
トトロの狙いすぎていない、子供の世界に、目線に沿っている所に、長く愛される秘訣があるんじゃないかなと思います。
児童文学のある講義を受けたことがあるのですが、その先生がディズニーだけが童話だと子供達に教えるのは危険ですと仰ったのが印象に残っています。
グリム童話が残酷だと話題によくなります。
でも、グリム童話が残酷なのではなく、ヨーロッパの古い習慣や掟、その話が語られていた時代の社会的背景をグリム兄弟が聞いて集めて回っただけなのです。
古い語り話を、ロマンチックに脚色したのがぺロー童話集だと習いました。
二つを比べてみるととっても面白いです。
彩り豊かに語られるぺロー童話に対して、まぁ、簡素な表現のグリム童話だとビックリしました。
話がそれましたが、ディズニー映画はアメリカが、そういう色々なお話しをアメリカのエッセンスを振りかけまくって仕上げた作品なんだそうです。
シンデレラも、白雪姫も、アニメもいいけれど絵本や童話集を読み比べるともっと楽しめます。
私はディズニーが好きなので、ディズニーアニメももちろん好きです。
どさもんにもせっせとディズニープリンセスを刷り込もうとしています(笑)
でも、どさもんがもっと理解できるようになったときには同じお話でもいろんな語られ方があることを教えてあげたいなと思っています。
浅い知識でしたが、どさもんがやたらとトトロを見たがるのでトトロを見ている隣であれこれ考えていた、というお話です。
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